【連載】フェーズで考える組織論|第2回

改善マインドは普遍的な人間性ではない

「改善する」「より良くする」という姿勢は、

あたかも人間の本能のように語られます。

しかし人類史を振り返ると、事実は逆です。

人類の大半の歴史において、

  • 変化は危険
  • 前例は安全
  • 現状維持は生存戦略

でした。

変えないことは、

怠けでも停滞でもなく、

合理的な適応だったのです。

「改善信仰」が強くなったのは、

  • 産業革命以降
  • 成長が前提の経済社会

という、かなり新しい環境です。

つまり、

改善しない人は

別の環境に最適化された人

と言えるかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました